プロフィール
河野嘉恵
河野嘉恵

長野市出身

国際コーチ協会(ICA)ポテンシャルコーチ
国際コーチ協会(ICA)認定講師
保育士資格

長野市公立保育園に18年間勤務。
2年間在籍した子育て支援センターでは、延べ700件以上の子育て相談を受ける。
その経験から、子育ての相談スキルを上げたいと思っていた時に、コーチングと出会い、子育ちに関わる大人が元気でハッピーになれるサポーターになりたいと、強く思うようになる。

2012年4月、独立。
現在は、子育てママ対象の講演や、保育園幼稚園の職員研修を行う。
また1対1のパーソナルコーチングセッションを行い、子育てにかかわる人の応援サポーターとして活躍する。
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戦いを終わらせよう

2014年09月09日


かなり前の話になるけど


スーパーでギャン泣きしている3歳くらいの男の子がいた。


どうやら欲しいものを買ってもらえなくて、大泣きしているようだ。


お母さんは必死になって大声で子どもを説得している。


「言ったでしょ!今日は買わないって!」

「泣かない!」

「そんな風に泣くならもう連れてこないから!」


お母さんが必死になって説得すればするほど、子どもの声がますます大きくなる。

お母さんの声も大きくなる。






ああ・・・

わかるなぁこの感じ。

いつ終着点を見いだせるかわからない戦い。



子どもがわかってくれれば終わるのに。

そう思い込んで必死になって正論を振りかざし、威圧してしまう。

でもそれをすればするほど、子どもは言うことを聞かない。

とんでもなく疲れる。



いつになったら、自分の思い通りにならないことをわかってくれるのか。

私は正しいことを教えているんだ。

わからせてやる。





私もこんなことを何度も繰り返してきた。

子どもとの戦いは本当にエネルギーを使う。




でもあるとき気が付いた。












この子が戦っているのは、私じゃない。


自分なんだ。





ここに気が付いた時は本当に楽になって、それからは私自身、心に余裕が持てたように思う。




*****




当時年少児だったSくん。

感情豊かで動きも早い。

げらげら笑っていても、次に気に入らない出来事が起きたその瞬間に、友達に手を出して、どこかへ飛んで行ってしまう。


そして絶対に謝らない。


また集会でも落ち着くことができず、飽きるとどこかへ行ってしまうような子だった。




私は担任ではなかったけれど、そんなSくんが毎日のようにトラブルを起こしていたのは知っていた。




ある土曜日。

当番制で出勤日だった私は、Sくんのいる年少クラスを担当することに。

Sくんは最初こそニコニコしながら一緒に話したりしていたけど、次第に私を試すようにパンチやキックを繰り出してきた。



Sくんは私が何をしていようが構わない。
そして「Sくん、痛いよやめて」と言えば言うほど、ますます激しく手を出してくる。



そこでとうとうSくんの腕を掴んで、まっすぐ見つめながら「Sくん、こういうことされるのは先生すごく嫌なんだ。やめてくれる?」と静かに話した。

するとSくんは、ニヤニヤしながら体をくねらせていたが、私が本気だということが次第にわかると、段々その表情が苦しそうになってきた。

そしていよいよ耐えられなくなり「やだーーー!!」と叫び、その場にひっくり返った。
そして手足をバッタンバッタンさせながら、近くのものをブンブン投げ飛ばし始める。




こりゃ危ない。





「ハイ、みんな悪いねーーー。ちょいと遊び場所変えてくれるかなぁ?」
私は近くにいた子たちに、物が当たらない場所に避難するようのんびりした口調で、声をかけた。

「Sくん、どーしたのぉ?」
子どもたちものんびりした口調で質問する。

「うんとね、Sくん自分と頑張って戦っているからさ、ちょっとこのままにしてあげてくれる?しばらくしたら、落ち着くと思うから」

「わかったぁ~」
なんの疑問も持たずに、いそいそと作りかけのブロックを持って移動する子どもたち。


さすがの適応力(笑)





5分もすると、さすがに年少児であるSくんの体力はなくなり、床に突っ伏したまんまブツブツ「やだーやだー」と唸るだけになった。




うん、やだよね。




先生にかまってもらいたい気持ち。

自分の思い通りに振り向いてもらえない口惜しさ。

イライラを隠しながら、楽しそうにふるまってパンチしてしまう衝動。

それを止められた時の否定されたような悲しさ。

うまく言えない歯がゆい気持ち。

わかってもらえない怒り。





全部ぐっちゃぐちゃになったよね。




「お疲れさん」

私はSくんを抱っこした。

ティッシュで鼻をかんでやり、お茶を飲ませる。

そしてSくんに「先生はS君が大好きだから、パンチされるとすごく嫌なんだ。でもこうやって抱っこするのは大好き。今度から先生に気が付いてほしかったら、抱っこしてって言ってくれる?」


Sくんは素直にうなずいてくれた。







3分後



「先生抱っこして」(早っ!)


「いいよ。抱っこしよ。でもね、先生はS君だけじゃなくてみんなの先生だから、10秒抱っこでいいかな?」

「うん」


S君を抱っこしながらゆっくり10秒数えて「おまけのおまけのきしゃぽっぽ~♪Sくんだーい好き!」と言ってから、おろしてあげる。






5分後


「先生抱っこして」(早っ!)



再び10秒カウント。大好き宣言をしてから降ろす。





そんなことを5~6回繰り返した。

するとだんだんその間隔が、5分、10分、30分と長くなった。

最後、午後になると1回も抱っこをお願いすることなく、S君は何のトラブルも起こさずにその日過ごすことができたのだ。






*********







実は上の文章は、子育てママ向けのセミナーでよく話すエピソードの一つ。

これを話すと「そっかぁ」と思う方もいれば、「そうは言っても、いざとなったらこんなふうに対応できない。目の前で子どもが癇癪おこしたり、兄弟げんかをしだすと、カーッとなって気が付くと怒鳴ってしまう」という方もいる。





怒ってはいけないと思っているのに怒ってしまう。

わかっているのに止められない。







きっとそれは、お母さん自身が自分と戦っているからだ。






冒頭に書いた、スーパーでわが子を怒っていたお母さんもきっとそう。


お母さんが戦っていたのは、目の前の子どもじゃない。

自分自身だ。







子どもに自分の思いが伝わらない悲しさ。

今この瞬間、世間が自分たち親子を迷惑だと思っているんじゃないかという恐れ。

躾がなってないと思われているのではないかという不安。

どんなに必死になっても事態が変わらない無力感。





まるで自分がダメかのような現実を突きつけられている気持ちになる。





私もそうだった。

同じ学年なのに、隣のクラスは落ち着いていて、自分のクラスは落ち着いていないという劣等感。

行事のたびのプレッシャー。

「もう年長なのに」「もう年中なのに」の言葉にいちいちびくびくする自分。





保育士としての力不足を見せつけられる現実に、「そうじゃない。こんなんじゃだめだ。何とかしろ自分!」と必死になって戦っていた。







この場を収めなきゃ

何とかしなくちゃ

だから

「できない人間のレッテルを貼らないで」









いったい私は誰に証明したかったんだろう。

そんなことする必要なんてどこにもないのに。








本当は最初から戦う必要なんてなかったんだ。


目の前の子も、自分も、ただ「痛いよ。苦しいよ。悲しいよ」って思っているだけなのだから。








もう戦線離脱しよう。


そして「思い通りにならなくて悔しかったね。悲しかったね。私もだよ」ってぎゅうっって抱きしめればいい。








きっとそれだけでいいんだ。







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ほっこりしてみた

2014年09月05日

 河野嘉恵 at 10:10  | Comments(2) | ほっこりシリーズ




保育士時代実際にあった、子どもたちのほっこりエピソードを、思い出したり過去記事から抜粋したりしてみました~♪






◆欲望


ある日の保育園でのこと。

その日の給食は、昔も今も子どもたちの大好きな、カレーライス。




年長クラスでは「いただきます」という、運命の号令がかかった瞬間、お代わりをめぐって仁義なき早食い抗争が繰り広げられていた。


そして10分後、栄光の早食い第1位を勝ち取ったA君。
彼は周りの羨む視線を一身に受けながら、その空気を読むことなく意気揚々と大盛りのカレーを自分の皿によそった。



瞬間、B君の悲痛な叫び声が保育室中に響き渡る。






「それって欲望!!!(゚Д゚)」






欲望 → 欲張り








ちなみに担任の私は次の日の給食に出た春雨スープを3杯食べた。

それって欲望!








◆年長さんに託した夢


年少児の担任をしていた時のこと。



その日年長さんが少年科学センターに見学に行った日だった。

お帰りの会でそのことを話し「これは年長さんからのお土産だよ」と言って、キーホルダーと少年科学センターのパンフレットを渡した。



その後お迎えの時間となり、保護者対応が一息ついた時

ふと保育室の隅っこに目をやると、C君とD君が仲良くくっつきながら、少年科学センターのパンフレットを見ながら、何やら会話をしている。




どれどれ?何を話しているんだい?

「子どものつぶやきを拾おう」という保育士なら誰でも使うこの美しいフレーズのもと、思いっきり下世話な好奇心丸出しで、C君とD君の会話を盗み聞きしてみた。


C君「すごいね・・・」

D君「うん、年長さんってすごいよね」

C君「どうやって行ったのかな?」





・・・・へ?

どうやって行った?

そんなところに興味湧くんだ・・・。




何気に二人に近づき、二人の視線の先を見てみた。



するとそこにはスペースシャトルの打ち上げの写真。




D君「年長さん、怖くなかったのかな」

C君「すごいね・・・どうやって行ったんだろ・・・」

D君「どうやったんだろうね・・・・」







いや違うだろ。






だが私は、ふたりがこの疑問にどんな答えを出すのか知りたくて、ツッコミたい衝動を必死に抑えた。


するとほどなくして、突然C君の表情がぱぁぁっと輝いた。






C君「わかった!!」





なに!?わかったの!?

一体何がわかったの!?

教えてーーーーーー!!!






C君「きっとすごく頑張ったんだよ!」







(゚Д゚)!?






D君「そっか!すごく頑張ったんだね!!」








(゚Д゚)納得した!?








C君とD君は互いに目を合わせ、にっこりとほほ笑む。






(゚Д゚)

(゚Д゚)







・・・・・。





え・・・・なんだろ・・・・この感じ。



うまく言えないけど




わたしはこの日ほど自分の大人のいやらしさを恥じたことはない。













◆あたしんち





5歳の女の子鈴木A子ちゃんからこんな質問をされた。


「かえみ先生、長野市ってどこ?」




(;゚∀゚)!?

ちなみに鈴木A子ちゃんも私も保育園も、長野市在住です。






「えっと・・・・長野市っていうと・・・まあここのことかな。A子ちゃんちも長野市なんだよ」



「ふーん・・・」



つ・・・・伝わったかしら?




するとこの会話を聞いていた別の女子たちが口々に言ってきた。



「あたしの家は長野市の稲田だよ」

「あたしの家は長野市の徳間」



おお!さすが5歳にもなると自分の家の地域名がわかる子も結構いるんだな!





するとそれを黙って聞いていた鈴木A子ちゃんがおもむろに口を開いた。





「あたしんちは長野市の鈴木にある!(゚Д゚)」

















好き(ノ∀`)








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究極の「与える」その1らしい(あといくつあるのかは不明)

2014年09月04日

昨日の夜、FBを見ていたら、こんな言葉が視界に飛び込んできた。


究極の「与える」のひとつに、「助けてもらう」ことがある
なぜなら助けた人は、その瞬間に大きな幸福感を与えてもらえるから



思わず深いため息。

そうそうそうそう。

昔はこれが全然わかんなくて・・・・というより、助けてもらうことが相手を幸せにするなんて思いもよらなくて、苦労したなぁ・・・としみじみいろんなことを思い出してしまった。

正直今も「助けてもらう」ことに若干の苦手意識がある。


でもきっとこういう方は多いのではないだろうか。
いかんせん、日本人は「人様に迷惑をかけてはいけません」と育ってきた人が圧倒的に多いだろうから。



私が保育士2年目の頃。

初めての一人担任で、27人の年中クラス。
今思えば個別サポートが必要なお子さんが3~4人いたのに、そこへクラス運営がさっぱりわからない2年目の担任。

クラスは学級崩壊寸前の状態でした。



そのクラスの中に、ともちゃんという女の子がいました。

ともちゃんは、複雑な家庭の事情もあり、どこか寂しさを抱えている女の子。

友達がいないわけではないけれども、保育室の隅でぽつんと一人で立っていて、涙を浮かべて私のほうをじっと見つめていたりすることもよくありました。


でも当時の私はクラスを回していくことで精いっぱい。
なかなかともちゃんに関わることができませんでした。


本当は抱っこしてあげたい

ゆっくりお話を聴いてあげたい

一緒に遊んであげたい


でもそれはままならず、他のことで忙殺される毎日。




そこで私は、ともちゃんとは関われないけど、自分からサインだけは送ることにしました。

遠くでも目が合えば笑顔で手を振りました。
すれ違う時は必ず耳元で「ともちゃん、大好きだよ」と声をかけました。


そんな小さなことを毎日やり続けました。





そうして月日が経ち、3月の年度末。

私は他の保育園への異動が決まりました。



その時、誰よりも一番泣いてくれたのは、実はともちゃんだったのです。



私は決してともちゃんとゆっくり関われたわけではなかったし、特別何かをしてあげたわけではありませんでした。





そんな中でも、ともちゃんは私の小さなサインをちゃんと受け取ってくれたのです。




とてもとても嬉しかった。






でも








私はそれ以上に後悔をしました。





当時、クラスの運営が大変だったのは事実です。

でもその状況を改善しようと、何かをやったわけではありませんでした。







「助けてください」






たった一言、周りの先生にお願いすればよかったのに。






わかってはいたけど、わからないふりをしていた。

どうしてもどうしてもその一言が言えなかった。



だって言ってしまったら、自分の無能さを認めてしまうことになるから。

それが何よりも恐怖で仕方なくて、私はともちゃんとの時間よりも、自分の体裁のほうを大事にしてしまったのだ。




おそらく周りの先生には、私のできなさ加減もプライドの高さも、とっくにバレていたに違いないのに(哀れだ自分)





もしあの時の自分が、「助けてもらうことは、相手に幸福感を与える」ということを知っていたとしたら・・・・


きっと情けなさや、できない口惜しさ、恥ずかしさで動けなくなっていた自分が、「相手に幸福感を与える」という大義名分を掲げて、1歩前に踏み出す勇気を持てたかもしれないと思う。

たとえ「相手に幸福感を与える」という大義名分があったとしても、そのおかげで自分のつまらないプライドを、自分の弱さやダメさ加減を見せる勇気に変えられたとしたら

そして思い切って「助けてください」と言えたとしたら


頭ではなく心で、「ああこれでよかったんだ。ダメな私でもできない私でも良かったんだ」と全身で感じることができたと思う。





そんなことをつらつらと考えていたら・・・・・当時恐怖で動けない中、必死で頑張っていた自分がなんだか可愛くなり、そして改めて小さなメッセージを受け取ってくれたともちゃんに、感謝だなぁと思いました☆




ちなみに冒頭の言葉の主は、晃ちゃんこと本田晃一さん。(ちなみにここをクリックした方は、ぜひ右側のプロフィールをご覧になっていただきたい。超大ウケ)

楽しく無邪気に、そしてハッピーな人生を送る達人で、私は晃ちゃんから多大な影響を受けていますヾ(´∀`)ノ



そして最近の晃ちゃんの著作はコチラ

日本一の投資家から教わった人生でもっとも大切なこと



今回の記事のテーマでもある「与える」ということについて、日本一の投資家である竹田和平さんの教えを、晃ちゃん節でわかりやすく、ハートフルに伝えてくれています♪

大人気ゆえ、アマゾンさんでも入荷待ちの状態が続いていたのですが、最近入荷されたらしいですよん☆
この本については、後日またブログで語りたいと思う!(どやぁ)






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本当の気持ちはどこ?2

2014年09月03日

 河野嘉恵 at 12:00  | Comments(0) | 人間関係に悩む


前記事「本当の気持ちはどこ?」の続きです♪




さて、勇気を出して伝えると決めたお母さんと後日会うことができました。



「先生!この子を保育園に預けないことになりました!」

顔をキラキラさせながらお母さんは話してくれました。



「この1年はこの子と過ごしていいって旦那が言ってくれたんです。でも来年は頑張って働こうと思って」


「そうだったんだ!良かったーーー!お姑さんにもお話しできたの?」


「はい、私の気持ちを伝えたら、あっさりそれでいいんじゃない?って(笑)」


「本当に?うわー!思い切って伝えてみて良かったねー」







そんなふうにひとしきり盛り上がった後でした。



「実はこの事は先生には話してなかったんですけど・・・・」


お母さんが恥ずかしそうに切り出してきました。



「え?なんだろう?」


「私・・・実は旦那のこと責めていたんです。なんでこんなに稼ぎが悪いの?生活が苦しいんだよって。」


「そうだったんだ・・・」


「でも私が気持ちを伝えたら、旦那はいいよって言ってくれたんです。だから今は旦那には感謝の気持ちしかありません。今まで責めてごめんなさいって謝ることもできました。この1年は旦那の言葉に甘えて、来年、もうちょっとこの子が大きくなった時に頑張るつもりです!」


お母さんの表情には全く迷いがありませんでした。


















すごいな・・・

なんて勇気のある素直な人なんだろう



それがこの時の私の感想です。




もしわたしがこのお母さんだったら、旦那を責めた手前、「この子と過ごしたいから働きたくない」って言えなかったと思うのです。




自分の言ったことを曲げたくない

自分を正当化したい

欠点を作りたくない

反撃の隙を与えたくない






こうやって自分を守るつもりの意地が、自分の中にある大事な大事な心を殺してしまっていただろうと思います。




もしこうやって自分の大事な心を殺してしまったとすれば、必ずこう思うはず。


「あなたが稼いでくれないから、私はこんなに苦労して子育てしながら働いてやっているのに」

「こんなに頑張っているのに、なんでいつも苦しい生活から抜け出せないんだろう。もうただただ生きていくためだけに働いているみたいでいやだ」



そんな幸せを感じられない生き方が想像できて、ぞっとするのです。






でもお母さんは、勇気を出して素直に自分の本当の気持ちである「~したい」を伝えられた。

だからお金は厳しくても、一番の願いである子どもとの時間を大切にできて、そして旦那様への感謝の気持ちで今を過ごすことができているのだと思います。












勉強になった・・・(*´Д`)←独身

  


本当の気持ちはどこ?

2014年09月02日

 河野嘉恵 at 16:30  | Comments(0) | 人間関係に悩む

ある子育てセミナーが終わった時のこと。






「この子を保育園に預けて、働きたいんです」


1歳になったばかりの男の子を抱っこしながら、そのお母さんは真剣な表情で切り出しました。



「まだこんなに小さいけど、保育園に預けても大丈夫ですよね?」

不安そうにしながら、「大丈夫ですよ。心配しないでね」という言葉を言ってもらいたそうに尋ねるお母さん。




私は妙な違和感を感じながら、「もちろん子どもは大丈夫ですよ。ご心配なら、近くの保育園の遊びの広場に行って、同じくらいの子どもたちの様子を見せてもらうと安心すると思いますよ」と答えました。

「そっかぁ・・・・良かった」

そう言いながら、いとおしそうに自分の子どもの頭をなでるお母さん。



そこで「これから働こうと思っているんですか?」と質問すると、実は経済状態が厳しくて旦那から働いてほしいとお願いされていること、姑もバリバリ働きながら子育てをしてきた人なので、「家計が厳しいなら、働くといいわよ。子どもは保育園に預けても大丈夫だから」と悪気なく言われていることなど話してくれました。

お母さんは、話しながらもずっと愛情いっぱいのまなざしで、わが子を見つめています。


そこで思い切って聞いてみました。




「お母さん・・・・見当違いだったらごめんね。もしかして本当は、保育園にこの子を預けたくないんじゃないかな?」



その瞬間、お母さんは大きく目を見開いて、涙をぼろぼろこぼしたのです。


そしてお母さんはそのまま嗚咽しはじめ、しばらく涙が止まりませんでした。






しばらく泣いて落ち着くと、お母さんはぽつりぽつりと話してくれました。

本当はこの子と一緒に過ごしていたいこと、でも家計が苦しいからこれからのことを考えると、やっぱり働かなくてはいけないと思っていること、そして姑がちゃんと働きながら子育てしてきたのに、自分がそれをしないのはなんだか心苦しいことなどなど・・・。


「でも・・・本当はこの子と一緒にいたいんです」
そう言って、また涙を流していました。





うん、そうだよね。

それが本当にお母さんの本当の気持ちだったんだよね。




「~したい」気持ちと「~しなくてはいけない」気持ちのせめぎあい。


これ、どっちを選んでも苦しい。


とってもよくわかる。






それでも


私は必ず「~したい」を大事にしてください、と提案しています。






この「~したい」を選ぶということは、「私のわがままを通していいのかな?」「そのせいで周りが迷惑にならないかな?」という葛藤を持つということ。

このお母さんもそうでした。



「私がこの子と一緒にいたいということを言ってしまったら、旦那と姑はなんて思うんだろう?」と。


とってもとっても怖かったはず。





でも「この子と一緒にいたい」という自分の本心に気付いたお母さんは、どうしても自分の心に嘘はつけず、「私、勇気を出して伝えてみます」と言って帰られました。







驚きの?後日談はまた続きで☆








  


気づけなかった、伝えたかった

2014年08月29日



仕事で文章を書きながら、ふと昔・・・そう、あれはまだ保育士になって2年目の頃のこと。

当時担任していた、たいちゃんという男の子のことを思いだした。



たいちゃんは頭のいい子だった。

周りをよく見て、行動できるし、自分のこともハキハキ話すことができる。

優しいところもあるし、とっても活動的。





でもたいちゃんは、クラスに慣れると、状況をわかっていながらわざと悪さをするようになった。

完全なる確信犯。


注意されても叱られても、その時は大泣きするけど、再び悪さを繰り返す毎日。



なぜだろう?

こんなに物事をわかっている子が、なぜ同じ過ちを何度も繰り返すんだろう?


当時の私は不思議で仕方なかった。





でもある時原因がわかった。

たいちゃんは、母子家庭で一人っ子。

お母さんは当時20代。

「先生、この子が悪さをしたら、ビシッと叱ってやってください」と言うくらい、真面目でしっかり者だった。

たいちゃんを一人前にしっかりと育てたい気持ちがひしひしと伝わってきた。


・・・そう。

お母さんはたいちゃんにとても厳しかったのだ。




当時の私は思った。

そうか。たいちゃんはお母さんに甘えられなくて、そのうっ憤を保育園で晴らしていたのだと。

きっと本当はお母さんに甘えたかったに違いない。




そうとなれば、言いづらいけど現状をお母さんに把握してもらう必要がある。

私は懇談でお母さんに、たいちゃんの保育園での様子を伝えた。


お母さんはショックを受けていた。

「家ではそんな姿、見たことないんです。本当によく言うこと聞いてくれるし、お手伝いもしてくれるし・・・。」

それを聞きながら、私はやっぱりなぁと思った。


たいちゃんは家では本当の自分をさらけ出せないんだ。

普通子どもって、家ではわがままだけど、外ではそれなりにいいところを見せようと頑張るもの。

でもたいちゃんはそれができないんだ。

これ問題だよ。と。



この時は、保育園でも様子を見守りますね~おうちでは、ゆっくり甘える時間も作ってくださいね~的な流れになったように思う。

お母さんは神妙な表情で受け止め、その後ちょくちょく相談したりしてくれた。





表面上は、なんのトラブルもなかったけれど・・・・でも。


今だったらもっと違う伝え方をしていた。






そもそも



家ではお利口にして、保育園で悪さをすること・・・・今の私が担任なら、それを問題にはしない。

このたいちゃんの姿は、決して「問題」ではなく、子どもとして「当然の姿」だったんだと今ならよくわかるのだ。


それを踏まえたうえで、お母さんにきっとこう伝えたと思う。







きっとお母さんを守りたかったんだね。


お母さんのことが大好きだから。








保育園で何度注意されても、叱られても言うことを聞かないたいちゃん。

でもお家では絶対それをしなかった。


それはきっと厳しさのレベルが違うといった問題じゃない。
だって保育園で叱られるというのは、子どもにとって大勢の前で恥をかくこと。
たいちゃんほど周りの空気を読む子なら、相当きつかったはず。



たいちゃんは、家ではお母さんを困らせないと決めていたんだと、今なら思えるのだ。

お母さんに我慢させられていたのではなく、たいちゃん自身が決めていたんだ。




もしかしたら反抗したら愛されないかもという恐れはあったかもしれない。

でも仮にそうだとしても、間違いなく根っこにはお母さんが大好きという想いがあったはず。

お母さんの笑顔が見たくて、お母さんを喜ばせたかったはず。





だから保育園では、お友達が悪ふざけをしているのを見て、普段やれない悪さを自分もしたくなったんだ。

ちょっといい子ちゃんでいることが疲れちゃったんだよね。

お母さんのナイト役は、やっぱり大変だもの。





だからタイムマシンに乗って、当時のお母さんに伝えたい。






お母さん、たいちゃんは大丈夫。

だってこんなに心優しい子に育っているもの。



きっとたいちゃんに対して、こんなお母さんで申し訳ないって思うかもしれない。

けれど、そんなお母さんだからこそ、たいちゃんは大好きなんだよ。

だからたいちゃんの愛情をしっかり受け取って、ありがとうって伝えてね。

そしてちゃんとした親になろうと、辛い顔で頑張ることよりも、笑顔でたいちゃんと過ごすことを大切にしてね。

もっとお母さんはわがままに、自分を大事にしていいんだよ。

そしたらきっとたいちゃんも、お母さんの笑顔を守るお役目を手放して、素直に自分を出せるようになるからね。



保育園では、誰かを傷つけたときは注意するけど、時には片目つぶって見逃すよ(笑)

たいちゃんには息抜きが必要だからね♪









伝えられなかったこの言葉



当時のお母さんには届かなかったけれど



今子育てに悩むお母さんたちに


そして今似たような問題に悩む先生たちに届きますように。












  


自分のことはなかなかわからないもんだ2

2014年08月15日




前回の続きです

自分のことはなかなかわからないもんだ







さて、飲まず食わず遊ばず眠れずだったなっちゃんが、入所して1週間たったある日、とうとう・・・とうとうお茶の入ったコップに初めて手をかけたのです!


その時の図がコチラ



わたしはこんな感じでコップを手にしておりました。





で、この時のなっちゃんは、コップをこのようにつかんだのです。





・・・・おわかりいただけるだろうか?


こともあろうになっちゃんは、親指を下にしてコップの取っ手をつかんだのです。


実際やっていただけるとよくわかると思うのですが、この状態で私が手を離せば、当然のことながらコップはひっくり返り、お茶はこぼれてしまいます。


絶体絶命の大ピンチ。



でも人ってこういう時、ピンチを切り抜けるための知恵を絞るどころか、単純に慌てちゃうのよね。





「なっちゃん!そんな持ち方したらお茶がこぼれちゃう!(゚Д゚;)」

・・・・思わず叫んじゃったよ。






するとなっちゃん、1歳児とは思えぬ鋭い目つきでキッと私をにらんだかと思うと、パーーーーン!!と一瞬にして私の持っていたコップを叩き落とすという大技を繰り出してきたのです。




その瞬間




私の中で張りつめていた何かがプチッと切れました。





瞬間的になっちゃんを膝からおろして床に座らせると、私は正座になってなっちゃんと向き合いました。





こんな感じ






そして半泣き状態でこう叫んだのです。


「先生だってね!一生懸命やっているんだよ!!でもどんなに頑張ってもなっちゃんの要求に100パーセント応えられるわけじゃないんだから!!」





・・・・たっぷり2秒、ぽっかーんとするなっちゃん。

が、次の瞬間火が付いたように「ぎゃああああああああああああああああああ!!!」と大泣き。


その泣き声にはっと我に返った私は、慌ててなっちゃんを抱き上げて「ごめんねごめんね!一番つらいのはなっちゃんなのに!」と必死で謝るものの、当然なっちゃんは泣き止まず途方にくれてしまい、園長先生に泣きついたのでした。




もうこの時の自己嫌悪といったら!

これをやったのがお母さんならわかるのですよ。24時間子どもと一緒にいれば、こんな状態になっても不思議ではないと思うのです。

でも自分は保育士なのに。

これは仕事なのに。

保護者の方は、きっと心配しながら、それでも預けてくれたはずなのに。



なのに1歳の赤ちゃんを相手に何をやっているんだ私は・・・とめちゃくちゃ落ち込みました。

落ち込むうちに、保育士として・・・というより、人間的に間違っているような気がしてきて、「私・・・赤ちゃん相手にこんなことでいちいち感情爆発させていたら、この仕事をしちゃいけないのかもしれない」という考えすら頭をよぎりました。

それくらい当時の私は、とことん落ち込んでおりました。





・・・で、


そのことを、保育士ではない子育て中の友達に話したのですよ。


きっと同じ立場の保育士に話したら「あー・・そっかぁ。やっちゃったね。仕方ないよ。また明日から可愛がってあげれば大丈夫だよ」と励ましてもらえそうな気がしていました。

でも当時の私は、自分が許せなかったので、親の立場である友人に話して、ちゃんと叱ってもらいたかったのかもしれません。
(どんだけマゾだったんだ自分)




でもその友人は私の話を、最後までうんうんしながら聞いた後、たった一言、こう言ったのです。















「かえみちゃんって優しいんだね。たったそれだけで済んだんだ」

















・・・・へ?











自分の中の「私ってなんてダメな人間なんだ」という世界がガラガラと音を立てて壊れていった瞬間でした。



そしてそれまで「自分はこの仕事をやってはいけないのかも」とまで思い詰めていた重苦しい気持ちが一気に吹き飛び、「よし、また明日から頑張ろう」と素直に心から思えたのです。



なぜあの時、あんなふうに素直に「頑張ろう」と思えたのか、今ならよくわかります。



友人は、私がやってしまった行為に対して「それはやってはいけないこと」を前提に、叱るわけでも励ましたわけではありませんでした。

私がやってしまった行為の中にある、私の愛情に気が付いてくれたのです。




でもこれ、落ち込んでいる最中ってなかなか気づけない。

失敗して自己嫌悪に陥っている時ほど、なかなか自分の中の本当の想いや愛情がわからない。

だってマイナスばかりが大きく見えてしまっているから。






でも今だったら


今だったらわかるのです。





友人が教えてくれたように、やってしまった行為の中に、実は愛情があったことも

そしてそんなに自分を追いつめて、自分を責めたかったのも、すべてはなっちゃんや保育士という仕事への愛情からきていたんだなとわかるのです。


本当はなっちゃんを傷つけたくなかった

本当は保育士として、しっかり仕事をしたかった



そんな自分の本当の気持ちに気づけたとしたら、その本当の気持ちを大切にすればよいと思うのです。






そんなことに一つ一つ気づけた頃から、私は失敗することや、誰かに迷惑をかけてしまうこと、傷つけてしまうこと・・・怖さが半減したように思います。
なぜなら必要以上に自分を責めなくなったからです(´∀`)



そうはいってもまだまだ行ったり来たりではありますが(笑)

でもそれすらもね、良しとしていいんじゃないかなーと思っております☆





あ、ちなみになっちゃんではありますが・・・



その事件から1週間後、憑き物が落ちたように「保育園大好きっ子」になりました(笑)
お母さん曰く、朝になると早く保育園に連れて行けと大騒ぎだったそうです(´∀`)






私、どうやらなっちゃん試験官による2週間の試用期間を合格できたみたいです。


  


自分のことはなかなかわからないもんだ

2014年08月11日



失敗したとき

うまくいかなかったとき

誰かに迷惑をかけた時

誰かを傷つけてしまった時





地球の裏側まで穴を掘れるんじゃないかっていう勢いで、落ち込んで落ち込みまくって、なかなか立ち直れない時ってある。

そこまで凹んだあとで「さぁあとは浮上するのみ!」と思えたらいいけど

「だからやっぱり私はダメなんだ」と思って、何をするにも、何を伝えるにも、「これでいいのかな?」と不安におびえて自信を無くしてしまってたとしたら


それはやっぱり偏った自分しか見えていない時なんじゃないかなぁと思うのです。




だいぶ昔の話ですが、私が初めて0歳児クラスの担任になれた時のことです。


それまでの私は、幼児担任がほとんどだったので、未満児の、しかも0歳児担任というのは本当に若葉マークの初心者。
でも当時配属になっていた保育園は、とても小さな園だったで0歳児は2人で担任は私一人という状態。

すぐ近くに相談できるベテランの先生がいらっしゃらなかったため、試行錯誤しながら、事務室に助けを求めながら何とか乗り切っておりました。




そんなある8月のある暑い日に、1歳の誕生日を迎えたなっちゃん(仮名)が途中入所してきました。




お母さんと離れての初めての保育園生活。

当然のことながら、なっちゃんはよーーーーく泣きました(泣)


朝、お母さんと登園しながら大泣き。

お母さんと別れて大泣き。

おもちゃを前にして大泣き。

友達が水浴びしているのを見て大泣き。

抱っこされても大泣き。

おやつもごはんも大泣きして食べられず。

フォローアップも大泣きして断固拒否。

おんぶしながら寝かそうにも大泣きしてなかなか眠れず。




飲まず食わず遊ばず眠れず

そんな日々が数日間続きました。




大抵はそんな数日の間にも、おやつが食べられたとか、おもちゃに興味を示したとかちょっとした変化がみられるものです。
でもなっちゃんの場合、きっとあったにはあったのでしょうが、その当時の必死な私には、なっちゃんの変化はわかりませんでした。


何をしてもぎゃんぎゃん汗びっしょりで泣き続けるなっちゃんに、いよいよ私は精神的に追い詰められていきました。




「このまま脱水症状になったらどうしよう」

「お母さんは保育園を信頼して、預けてくださっているのに申し訳ない」

「なんで泣き続けるんだろう。何がいけないんだろう」




きっと当時の私は、超つまらない陰気で必死な表情をしていたんだろうなーーーと今ならわかります。
私のその負のオーラをなっちゃんは感じ取っていたんだろうなぁと。
なっちゃんにしてみれば、不安に不安を上乗せされていたと思うのです。
そりゃなっちゃんも楽しくないよね。゚(ノдヽ)゚。




で、1週間たったある日のこと、事件が起こりました。




私は左腕で支えながらなっちゃんを膝の上に載せ、右手にはお茶の入ったコップを持っていました。

なっちゃんはぎゃんぎゃん泣いていたもののなんと入所して初めて、自分からコップに手をかけたのです。



入所して1週間、何をしてもただただ泣くだけで、飲まず食わずのなっちゃんが、初めてお茶に興味を示した!!!!!


∑(0д0)←その時の自分




・・・が



なっちゃん・・・



なんでだよぉぉぉぉ・・・・・!!!!










つづく



  


現場実践型研修プログラム 報告

2014年08月08日




先月末、中野中央幼稚園様にて、今年度分の現場実践型研修プログラムが終了しました。

中野中央幼稚園様には、昨年からお世話になっていました。
毎回ここが私のホームと言っていいくらいの温かさで出迎えてくださり、園長先生をはじめとして先生方が毎回真摯に話を聴き、そして胸の内を語り、皆で共有しながら、本当に感動と充実の時間を過ごすことができました。

感謝感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました!





なのに

報告が遅くなってしまい・・・・すみません_| ̄|○ il||li

いや・・実は溢れんばかりの想いが暴走した記事を、3回ほど手直し、揚句に操作を間違って消去するという失態を犯して、10日間部屋の隅っこで丸くなっていたのです。←若干脚色あり




(ノ∀`)










さて、今回頂いた感想の中に、こんな言葉がありました。(感想より一部抜粋です)



私はかえみ先生の講座をお聞きするまで『自分で自分を認めちゃいけない、褒めてはいけない』という思いがありました。
褒めたら成長がないと思って・・・。
けれどかえみ先生のお話で『もっと自分の存在を大切に想っていいんですよ』というメッセージをいただき、自分が自分でいることに幸せを感じられるようになりました






>『自分で自分を認めちゃいけない、褒めてはいけない』という思いがありました。褒めたら成長がないと思って・・・。

これ!

本当に本当によくあることだと思うんです!!

すごくわかります!!



実際に、私もそういうところが未だにありますし、無意識にそう思っている先生方が多いなぁというのは、肌感覚としてあります。

私は研修や講演会の先々で、「きっとそれが自分の魅力だということに気付いていないんだろうな、それが自分の中の愛情だということに気が付いていないんだろうな」と思うことを、積極的に全体にも個別にもお伝えさせていただいてます。

そうするとほとんどの方はこんな反応をされるんです。(ちなみこれらは、私の得意技でもあります)



「いや・・・そんなそんな」→いたたまれず俯いて手をぶんぶん振る

「いやぁ優しいっていうより、単なるおせっかいなんですよ」→褒め言葉を短所に変えて笑いに持っていく

「私なんて全然!○○さんのほうがすごいんですよ!」→持っていてはいけない爆弾ゲームのように、違う人へバトンタッチ



こんなふうに自分を落とすほうが楽ちんで、もらった褒め言葉を受け取るのが意外と難しかったりするんですよね。
これってまさに、自分で自分を認めたり褒めたりすることができないから受け取れない・・・という状態。

なぜそうなってしまうかというと、人の数だけ理由があるのですが(笑)頂いた感想の中に、先生方の多くが当てはまるんじゃないかなぁと思われるヒントがありました。







「褒めてしまったら成長がないと思って・・・」



そう!

成長したいと思っているから、自分を認めたり褒めたりできなくなっていたんですよね(*´∀`*)




翻訳すると

「成長したいから、今の自分のままではいけない」ということ。





だからどんなに頑張っても

どんなにできるようになっても

みんなから褒められても

「今の自分のままではいけない」し、





失敗したり、うまくいかないのは

「今の自分のままではいけない」からそうなるんだ。



という「今の自分のままではいけない」という現実を、これでもかこれでもかと作っちゃうんですよね。







この状態なら、どんなに素晴らしい保育実践をしても、永遠に心から楽しめないし、心からの充実感も得られないと思うのです。
(成功すれば、一時テンション上がりますが、今度も成功しなくちゃという恐れが生まれますよね)

ツライ・・(>_<)

何よりも

大好きな先生がそんな気持ちで保育をしていたら、子どもだって悲しいと思うのです。





だから現場実践型研修プログラムでは、こういった心の部分に焦点を当てて、実践を通しながら自分と向き合ってもらいます。

「今の自分」にOKを出す。

すると今まで気が付かなかった、自分が既に持っているものに気付けたり、素直に挑戦する勇気も持てるのです。
結果欲しかった「成長」が手に入ったりするんですよね♪



私もそんなふうに、「あ、また自分にOK出せなかったな」って気が付いたりしながら、「そっかそっか。じゃあどうしよっか?」と何度も自分と対話しながら、自分が本当にやりたいこと、大切にしたいことをシンプルに行動してます。
それこそ行ったり来たりしながら(´∀`)



本当にね、先生方には心から保育を楽しんでほしいのですよ。

無邪気に子どもと一緒に笑っていてほしいのです。





私のそんな自分勝手な願いを(笑)一緒に模索し、向き合っていただいた中野中央幼稚園様には、本当に感謝です。
それどころか私自身、研修中は先生方の素直な心、そして園長先生の大きな愛情に学びをいただいたと思っています。



本当に本当にありがとうございました!






  


あなたは何のために悩んでいるの?

2014年07月21日

 河野嘉恵 at 22:28  | Comments(0) | セミナー情報





今、あなたはどんな悩みを抱えて毎日を過ごしていますか?







「もう・・・それこそ盛りだくさん」

「あるっちゃあるけど・・・でも生きるってそういうもんじゃない?」

「うーん・・・特にないかなぁ」







きっとそれぞれに想いを抱えながら毎日を過ごしていることと思います。










私は今までの人生、振り返ってみると本当にたくさんのことで七転八倒しながら、悩んできました。




「それは大変だったね」と言われるものから、「いや、そんなに悩むほどのことでは・・・」とあきれられるようなものまで。




でも渦中にいるときは必死です。

時にはジタバタ苦しみながら。時には問題を見ないようにしながら。

これまでの私はいつも何かしらの悩みや問題を抱え、それを解決しようとして生きてきたように思います。




きっと今これを読んでいる皆さんも、「まったく悩んだことないし、問題なんてなかったよ」という方はごく稀で、ほとんどの方がいろんな思いをしながら、今この瞬間を生きているのではないでしょうか。







ここで一つ質問しますね。

この質問の答えに正解はないけど、ちょっと胸に手を当てながら考えてみてください。







私たちは常に問題に直面し、大なり小なり悩みながら生きている。










それなら







そもそも







私たちはいったい「何のために」悩みを抱えて生きているのでしょうか?







何 の た め に ?
















きっと今、皆さんの頭の中には漠然と自分なりの答えがあると思います。




「とにかく問題を解決して楽になりたいから、悩んでる」

「ストレスを無くしたいと思うから、今悩んでる」

「笑って毎日を過ごせるようになりたいから、悩んでる」




どれが間違いで、どれが正解ということではありませんが、この答えって、あまりにも抽象的で、実体が良く分からないと思いませんか?




この実体のない、よくわからない答えのヒントになるお話を聴ける講演会が、8月9日(土)に飯山市民会館で行われます。




講師の名前は中村美幸さん。




彼女は今から十数年前に、大きな問題に直面し、苦悩していました。




なぜなら




初めてのわが子が生後4か月で余命3か月の宣告を受けたからです。







・・・この1行を読んだだけで、胸がぎゅっと押しつぶされてしまいますよね。




数年前、彼女の話を初めて聴くとき、私は正直自分のメンタルが持つか不安でした。

保育士だった私には、あまりにもリアルすぎて、聴くのがつらくなるのではないかと思ったからです。

保育士の私でさえそうだったのだから、これを読んでいるお子さんを持つお母さんなら、なおさらそう感じるかもしれません。




でも彼女は

「こんなにも苦しかった」「こんなにも悲しかった」

そんな想いを講演で伝えたいわけではありません。




誰もが夢であってほしいと願うような、この問題と苦悩の中から、答えを見つけたのです。




それは








「この子は可愛そうな子じゃない」







この言葉の本当の意味することを講演で聴いたとき、涙が止まりませんでした。

彼女の持つ、母としての深い、激しい、そして強い愛に心を打たれました。




でもね、ついこの前のことなのですが、そんな彼女とひょんなことから「無償の愛ってなんだろうね」という話をしていると、彼女はこう答えたんです。




「無償の愛っていうと、母親の愛っていうイメージだけど、私は本当は子どもの方が親を無償の愛情で包んでくれているんだと思う」って。




・・・!!




これぞ無償の愛情を注いだってことだろう!ということをしてきた彼女から出た言葉だからこそ、本当にズシンときます。

確かに講演で彼女は言っているのです。




「あの出来事は、私にとってつらく悲しいことだったけど、でもあの子は私に大きなギフトをくれた」




私は思うのです。

お子さんが彼女に注いだ無償の愛を、彼女はしっかりと丸ごと受け取り、味わったのだと。

そしてそれを幸せに生きるヒントとして、今私たちに伝えてくれているんだなぁって。




きっと中村さんのお話から受け取るメッセージは、聴いた方それぞれだと思います。

でも間違いなく、聴いた後は心の中に愛おしさが残ると思います。

お子さんのいる方なら、きっとわが子を抱きしめたくなることでしょう。




8月9日(土)飯山市民会館にて、10時開演11時半終了です。

参加費は1000円。




全ての方に聴いていただきたいお話です。




事前予約ですので、詳しくはこちらをご覧下さいませ☆