正子ちゃんシリーズ子育てママ・先生編
子育てママ・先生へ
こんな時に正子ちゃんはいませんか?
例えば子どもが(兄弟)げんかをした時・・・
「妹はまだ小さいからわからないの。お兄ちゃんがこういう時は我慢してあげて」
「弟は先に手を出したのがいけない。お姉ちゃんはやり返したのがいけない。喧嘩両成敗ね」
「お兄ちゃんの物を勝手に取ったりするからこういうことになるの」
これ・・・・実は自分の中の「正しさ」が主張している時なんです。
誤解しないでくださいね。
子供の喧嘩の仲裁がいけないという事ではありません。
ただこういう事を言っている時ってこんなふうに思っていませんか?
「この場を、正しくちゃんと収めなくてはいけない。」
「子どもに正しい解決方法を教えてあげなくてはいけない」
「ちゃんと躾けなきゃいけない」
私・・・・保育士時代の子どもの喧嘩の仲裁の時、間違いなくこれ思っていました(o ̄∀ ̄)ノ
そしてタチの悪い事にそれを「普通に考えて」「常識的には」と世間を味方につけて、「自分の正しさ」を「間違えているはずがない!」と主張しておりました・・・。
・・・非常に残念です。
もし、あなたにこういう想いが自分の中にあるのだとしたら、「あ・・・今自分の正しさを子どもに押し付けちゃったかもしれないな」と振り返ってみるといいかもしれません。
実はこういう場面で子どもにとって必要なのは「親や先生の考える正しさを学ぶこと」ではなく、「お互いの気持ちを分かり合う事」なんですよね。
だとしたら、「分かり合う」ために親や先生は、子ども同士が気持ちのやり取りができるような仲介役をすればいいんですよね。
もちろんその時は「お母さんはこう思うよ」「先生はこう思うな」と、伝えてもかまわないと思います。
でもあくまでもそれは一つの意見。
「君はどう思う?」
聴く事を忘れないようにしたいですね(*´∀`*)
うまくいかないことも沢山ありますが、うまくいかなくて当たり前☆
成長するってそういうことなんだと思います。
「できないからやれない」のではなく「やるからできるようになる」
ながーい目で見守っていきたいですね☆
私は正しい!その3
私は正しい!その1
私は正しい!その2
続きです♪
今回のメッセージ・・・もはやあちらの正子ちゃんのためというより、自分のため(笑)
ちょうど批判を頂いた件で、自分の考えを明らかにしたいという想いもありました。
なのであちらの正子ちゃんへ
「本当はもっと話を聴いて、そちらの想いを理解したい・・・だがネットというツールでは難しい事」
「そのためこちら側の想いを一方的に述べる側面があるが、ご容赦いただきたい事」
「そちら側から見える私の姿(予想)」
「こちらの目的と、方法論」
「きっと想いは同じだが、そちらと私とでは目的も方法も違う。それぞれの違いと理解していただけると嬉しい」ことを書きました。
さてさて、出来上がったメッセージをネット上にアップしたところ、もの凄い反響が。
100件近くのコメントが寄せられました。
詳しくは書けませんが、殆どが肯定的な反応でした。
もちろんわずかだったけど、マイナスの反応もありました。
そんな反応の中、私は正直あちらの正子ちゃんからは何の反応もないか、逆にもっと「あんたは間違ってる!」と攻撃してくるかもしれないなと思っていました。
でもそうなったら、これ以上対応しない事も決めていました。
そう思っていたのに
予想を裏切られました。
あちらの正子ちゃんから「一方的に非難してごめんなさい。誤解していました。」という謝罪のコメントが届いたのです。
(((;゜Д゜))!!!
私に届いた長いメッセージには、なぜ怒りを感じてしまったのか自分の想いが素直に語られていて、(あっちの)正子ちゃんの持つ優しさが溢れていました。
読みながら「そっかぁ・・・そんな経験があって、そう思っていたのなら、私の言葉に敏感に反応しちゃうよね。・・・そう思っちゃうよね」なんて思わず涙ぐんじゃったり。
もうさ・・・
あんたも相当めんどくさい子やね(´Д⊂グスン(愛しい)
ただわかってもらいたいだけなのに、私の正子ちゃんもあっちの正子ちゃんも、自分の正しさを他人から「正しい」って言ってもらいたがっていた。
ほんとは他人の「正しい」って許可なんていらないのに。
自分は自分でいいのに。
ただそれを分かり合うだけでいいのに。
だからさ
正子ちゃんの話にこれからはちゃんと自分が耳を傾けるよ・・・!
******
自分と相手とのやりとりにおいて、相手の言い分や正しさを論破できたらすごく気持ちいいかもしれない。
物事や人をこれは正しいか正しくないか評価したり、常識か非常識か裁いたり・・・・・・周囲の判断を仰いで、自分が正しいと判断された時は、その瞬間は安心できるかもしれない。
どう考えても相手の方に非があると思える時はなおさら。
でも
そうやって自分の正しさを勝ち取って得たものってなんだろう。
・・・もしかしたらそれは自分の選択に自信を持てることかもしれない。
でもそうやって相手に間違っているというレッテルを貼ったり、他人の許可を求めて勝ち取った自信なんて、あっけなく壊れてしまうんじゃないだろうか。
相手に間違っているというレッテルを張れば、これからも戦わなくてはいけない。
他人の許可を求めていれば、これからも許可を求めなくてはいけない。
それってさ・・・
つらいやん。
そんなことに頑張る必要なんてない。
ただそのまんまの自分でいい。
そしてその人もそのまんまでいい。
ただそのまんまを認めて、そして分かり合うだけで。
この一言に尽きるよね。
それでいいのだぁ~(@バカボンのパパ)←U子ちゃんパクっちゃったΣ(ノ∀`)ペシッ
正子ちゃんシリーズ完
私は正しい!その2
前回の記事「私は正しい!その1」の続きです♪
さてさてお怒りモードの正子ちゃんへのセッション。
よく考えてみたら私、正子ちゃんの言い分、聞いているようで聞いていなかったかも。
正子ちゃん、相手の正子ちゃんへぎゃんぎゃん文句言っているけど、でもなにがうちの正子ちゃんを怒らせたのか全然わかってなかったな。私。
そこで正子ちゃんに聞いてみた。
「正子ちゃん、相手の正子ちゃんに何て言ってやろうか?好きなだけ悪態ついていいよ☆」
正子の表情⇒・゚゚・(▼∀▼)・゚゚・まじですか?(喜)
輝いてる・・・輝いてるよ正子ちゃん!
そんなにやりたかったのか!
実は批判をした方宛てに返事のメッセージはもう書いてあったのだけど、うちの正子ちゃんは私の書いた内容に不満顔だったため、そのメッセージをまだ出せずにいたのです。
なので、正子ちゃんに自由に書き足してもらった。
「これ入れて!『あなたはこうおっしゃっているけど、なぜそういう受け取り方になるのか理解に苦しみます。本当に私の記事をきちんと読まれたのでしょうか』」
「あとこれも!『私を偽善者とおっしゃいますが、自分の憂さ晴らしのための言葉を並べておきながら、人の気持ちがわからない人!などと中途半端な正義感を振りかざすあなたは一体何なんでしょうね。』」
「これも!あとこれも!・・・・・・・」
「これも!」
まー・・・・・
出るわ出るわ(´∀`)
そして正子ちゃんは書き足しながら、ぶつぶつひとりごとを言い始めた。
「ほんと向こうは浅いんだよね!自分の事しか考えてないくせに、まるで私の方が自分の事しか考えてないみたいに攻撃してきてさ・・・!」
「私がこの記事を書くのに、どんだけ想いをこめて・・・どんだけ葛藤しながら書いたと思ってんだよ!」
「この記事公開するの、凄く怖かったんだから!ナーバスな人から反応来るかもしれないって・・・!それでも伝えようって勇気出して書いたんだから!」
あれ?
なんか涙声になってきたぞ。
「こんなに一生懸命やってるのに」
「いろんなこと、沢山考えているのに・・・ちゃんとやってるのに・・・」
「批判が来る事もわかっていたけど、そういうことも含めて全部頑張ったのに・・・」
正子ちゃん、涙止まらず。
あー・・・そっか・・・
そっかぁ・・・・
・・・。
正子ちゃん、認めてもらいたかったんだね。
自分の「頑張り」をわかってもらいたかったんだよね。
だからこんなに一生懸命相手がどれだけ間違っているか主張していたんだね。
私を認めさせるために、相手を批判したかったんだね。
相手が私にそうしたように。
でもさ、ほんとはただ一生懸命だった事、誠実でいた事をわかってもらいたかったんだよね。
あんなに態度のデカかった正子ちゃんが、今や身体をちっこくしてえんえんむせび泣いている。
なんてめんどくさい子・・!(愛しい)
うん・・・
ごめん。
私、それ・・・ちょっと見ないようにしてたな。
実は昔、大嫌いな人がいた。
その人は、口を開けば誰かの悪口。
いつも誰かを攻撃して、自分の主張がいかに正しいか周りに触れまわっていた。
正直一緒の空間に居たくなかったし、喋りたくもなかった。
なんで自分を正当化するために、他人をこき下ろすのか理解できなかった。
きっとその人にはその人の背景があるんだろうなと思ってはいたけど、それでも嫌で仕方なかった。
そして嫌だと思う自分は、なんて心が狭いんだろうと思って、それでまた苦しくなった。
どうしてもどうしてもその人のやることを流せずにいた。
でも、自分の中の正子ちゃんを見ていると、なんで当時あんなにその人が大嫌いだったかよくわかる。
その人を通して、私は見たくない自分の中の正子ちゃんの姿を見ていたからだ。
一生懸命誠実で、優しい自分になるためには、「私をわかって」「私を認めて」っていう自分勝手な正子ちゃんの存在を認めるわけにはいかなかったからだ。
だって、一生懸命で誠実で優しい自分になるために頑張っている私。
そんな私が他人に「私をわかって!認めて!」なんて口に出したら、頑張る自分を否定することになる。
・・・当時は無意識にそう思っていた。
だからその人を見ていると、「私はこんなに頑張って自分を抑えているのに、あんたはよくそんなこと平気で出来るよね!」って怒りがおさまらなかったんだと思う。
無意識に。
あーーーーーほんとゴメン!!!正子ちゃん!!!
そりゃ暴れたくなるよな!
自分勝手なのは、私もだったよ!!
自分勝手な他人に認めてもらいたい正子ちゃんを否定しなくたって、一生懸命で誠実で優しい自分がなくなるわけじゃないのにね。
どっちも本当の自分なのにね。
正子ちゃんの存在を認めたら、一生懸命頑張る自分を否定するような気がしていたよ。
ごめん正子ちゃん!(ノДT)アゥゥ
しばし泣く。
そしたら正子ちゃん、こう言ってくれた。
「この文章消していいよ」
そう言って、メッセージの中の悪態をひとつ消してくれた。
「これもいらない」
「これも」
そうやって一つ一つ悪態を消して、最終的に残ったメッセージは最初に私が作ったメッセージとそれほど変わらないもの。
でも・・・・・すとん!とようやく正子ちゃんは身体の力を抜いてくれた。
「これでよし!」
(続く)
次回いよいよ正子ちゃんシリーズ最終回!(笑)
私は正しい!その1
私は正しい。
だってこの理論を考えるのに、どれだけ時間を費やしたか。
そして考え抜いたか。
どれだけ勉強したか。
ありとあらゆる想定をして、そしてはじき出した理論。
どんな反論だって論破してやる。
だって正しいんだから。
・・・・・・って「私は正しい」と声高に主張する子がいるんです。
私の中に。
命名「正子(まさこ)ちゃん」(´∀`)
正子ちゃんは、普段はおとなしいんですよ。
別に悪さをするわけでも何でもなく、ちょこんと大人しくしているんです。
たまーに顔を出して「私いるわよ!」と主張する時がありますが、そんなに強く出る事はありません。
ところがこの正子ちゃんが特に俄然張り切る時があるんです。
それが他人からの批判を受けた時。
つまり、他人の正子ちゃんの攻撃を受けた時です。
たまたまネット上で他人の正子ちゃんから、誹謗中傷?に近い批判を受けました。
その攻撃に心ない言葉が羅列されていると、それがまた正子ちゃんを刺激するんですね。
ものすごい勢いで怒りまくる正子ちゃんは私に言います。
「はぁ!?なにこれ!!完全にあっちがおかしいでしょ!!なんなの?この理屈!!わけわかんないし!!(╬◣д◢)」
「いや・・・確かにそうなんだけどさ・・・(;´д`)ノでもあっちにはあっちの言い分があるかもよ?」
「だからってこんなひどい言葉よく言えるよね!!『あんたは人の気持ちがわからない偽善者。いい気になるな』ってあるけど、人の気持ちがわかってないのはどっちだっちゅうねん!!凸(゚皿゚メ) 」
「ま・・・まあね・・・でもさ、この人と同じ土俵には上がりたくないんだよ私ヾ(- -;)」
正直に言いましょう。
正子ちゃんはめんどくさい子です(´∀`)
この子が暴れ出すとうんざりします。
無視したくなります。
見たくないです。
でもそうすると、ますます正子ちゃんは ( ;゚皿゚)「聞けーーーー!!!」って激しく暴れるんです。
私の中でガンガン手足をばたつかせて暴れ出します。
つ・・・辛いんですけど・・・正子ちゃん・・・_| ̄|〇 il||li
で、だんだん私も正子ちゃんの言葉に惑わされるようになります。
「あっちの正子なんてさ!ちょろいもんよ!こんなの簡単に論破できるじゃん!?」
「ま・・まあね・・・。実際言っていることおかしいもんね」
「でしょ!?ガツンと言ってやればいいんだよ!!こんな奴にどう思われたってそんなのカンケーないじゃん!」
「確かに・・・。別にどう思われたって構わないしね」
「あっちの正子に、自分がどれだけ狭い世界で物事考えているのか、思い知らせてやろうよ!!」
うんうん、そうだそうだ。
だってどう考えたって、向こうがおかしい事言ってるもん。
誰に話しても「なんだそりゃ」って言うもん。
それに思い知らせる事ができたら、こっちの正子ちゃんの溜飲だって下げられる。
そしたら何より私が楽になる。
向こうが売った喧嘩なんだから、きっちり落とし前つけてもらえばいいじゃん♪
悪いのはあっち。
むしろ言い返して向こうの気付きになれば良い事してあげてるじゃん?
うん、これで万事おっけー☆ъ( ゚ー^)
・・・・てコラ待て。
よく考えろ自分。
万事おっけーって・・・・そりゃ自分的には気が晴れるだろうさ。
でもあっちは恨みにしか思わないよ?
それはそれで構わないかもしれないけどさ・・・
でもこの批判をもらう前にお前堂々とこう言っていなかったか?
「人は一人ひとり違う」
「だから違いを尊重し合う作業をしましょーね♪」ってどの口が言っていたのかな?ん?(´∀`)
これ、自分が大事にしたい価値観じゃん。
あー・・・でも正子ちゃんが黙ってないよね・・・どうやって正子ちゃんと折り合いつけたらいいんだ・・・?
・・・って待てよ。
あ!
そういや私の職業コーチだ(ノ∀`)←気付くのが遅い
というわけで正子ちゃんとのセッションはじまりはじまり~♪
(続く)