北信地区幼稚園協会研修会
先日の4月26日、長野県北信地区の私立幼稚園の先生方の研修会にてお話させていただきました。
ありがたいことに、昨年に引き続きお話させていただく機会を頂いたのです♪
新年度スタート後の疲労困憊の中、50数名ほどの先生方が集まっていただきました。
本当に感謝です!

今回お話させていただいたテーマは、一言で言うと「人間関係」です。
人間関係って仕事はもちろん、生きていく上でも切実なテーマですよね。
私も昔から・・・そして保育士時代も、うーーーんと悩み、泣いてきたテーマです。
今回の講演のキーワードは「わかってくれないと思う時は、相手をわかろうとしない時」です。
認めてくれない
心配しているのにわかってくれない
傷ついてるのに気付いてくれない
良かれと思って伝えているのにやろうとしない
わかってくれないと思うから、相手を自分の思い通りにコントロールしたくなる。
でもコントロール出来ないから悩む。
「一体どっちが悪いんだろう?私が直すべきところはどこだろう?」
自分の思い通りにするために、「相手の何が間違い」で「自分の何が間違い」なのかを自分や世間の基準で裁こうとした時に、人間関係の問題って起きると思うのです。
だから今回は、相手をわかろうとしていない自分に気付くための「言葉」を3種類お伝えしました。
その「言葉」に自分を照らし合わせた時に、自分がどういう状態なのかを知ることができる言葉です。
自分がどういう状態なのかを知る
グループワークで、過去の出来事からこの「自分がどういう状態なのかを知る」ということをやっていただき、その上でこの事について考えてもらいました。
自分は本当はどうしたかったのか?
・・・・これ、苦戦されていた先生方も沢山いました(*´∀`*)
そうなんですよね。
正解のない答えを探すことって難しい!
でも何度かやっていくうちに、お互いに「こうしたら?」「これは?」とだんだん会場が和気あいあいしてきました♪
自分一人では難しい事も、他の先生方と一緒に考えることで、出てくることも沢山あったようです(*´∀`*)

今回お伝えしたかった事
「わかってくれないと思う時は、相手をわかろうとしない時」
まずはこんな自分に気づくこと。
そしてそのあとの大事な事が
「自分はどうしたいのか」を知ること。
実はわかってくれないと思う時って、自分もどうしたいのかが分かっていない事が多いんです。
つまり自分を分かってくれないのは、相手ではなくて自分だったりするんですよね(´∀`)
相手をわかろうとする事、自分をわかろうとする事
それは相手も自分も大切にすることだと思います。
良い人間関係って、どちらか一方が我慢する事じゃなくて、自分も相手も大切にしあえる関係づくりなんですよね☆
というわけで、沢山いただいた感想を全てお伝えしたいところなのですが、泣く泣く選ばせていただいたものを掲載します。
他にも沢山の素敵な感想を本当にありがとうございました!!(ノ≧▽≦)ノ
********
●保育者として、子どもと親との関係の大切さはわかっていますが、悩んだり落ち込んだりすることが多いです。
でも子どもにとってどうなのか考えていくことが前向きに考えられる気がします。先生が「子どもの事、大切な人の事を悩んでいれば、それが正解」と言ってくださった言葉、悩んでいる人の心が救われる一言でした。
●今回お話をお聞きして、沢山の人間関係の中で自分が考えたこと、悩んだことは、相手の事を分かろうとしなかったからなんだなぁと思いました。
しかしその分かろうとしていなかったことに気付くこと、自分の大切にしていた事が分かったのが良い収穫でした。
●「一人ひとりの考えや感じ方が違う」と分かっていたつもりだったが、先生のお話を聞いてこんなにも深いものなんだと気付きました。
問題が起きた時に、原因を探るのではなく相手はどう思い、感じているのか、わかろうとすることが大切だと思いました。
●私は1年目で何もかも不安な状態だったのですが、「周りの正しさを気にしすぎて、自分の答えが出せない」という言葉が1番心に響きました。まさに今の私だったからです。「正しさ」に当てはめて不安に押しつぶされるのではなく、「答え」を日常の中でどう生かしていくのか考えていきたいです。
●今まで考えたり振り返った事がなかった出来事を、今日この場で考えてみて、こういうことだったのかと痛感しました。
反応と対応の違いは本当に難しく、いつも悩んでばかりでしたが、相手の事を分かろうとしていなかった自分に気づいた瞬間でした。ありがとうございました!
●「相手をわかろうとしなかった自分を反省する必要はない。なぜなら自分を大切にしたかったから」という先生の言葉に本当に救われました。
●自分がどうしたいのか、どうしたかったのか考えることは、とても大切だなぁと思いました。こう考えてみると、とても素直になれるような気がします。そして相手を思いやる気持も生まれ、スムーズな人間関係ができるのかなと思いました。
●良い人間関係を築くためには、その状況によってどうしたいのか考えることが必要なのかな?と感じました。先生がお話の中で「皆さんの答えはどれも正しいんです」とお話してくださり、「間違い」はないんだ!と改めて思うことができました。
また、分かってくれない・・・と少し前まで人間関係で悩んでいたところだったので、すごく背中を押していただけた気がしました。
*******
皆さんありがとうございました!
子どもの森幼稚園保護者様向けセミナー
ちょっと時間が経ってしまいましたが、3月14日(金)に、飯綱にある子どもの森幼稚園の保護者様向けセミナーの講師をさせていただきました。
私の講座の資料についてご協力いただいたご縁で、企画させていただいた今回のセミナーは、一言で言うと「褒める」ことがテーマ。
「自分は存在していいんだ」「大切にされているんだ」といった自己肯定感をもとにした、根拠のない自信を育てるための褒め方とは?
以下、全てではありませんが頂いた感想の一部です♪
・子育てをしている中、なんとなく思ってはいたけれど、はっきりしなかったことを今回お話を聞いて分かったような気がします。
つい、否定的な言い方をしている自分を反省しました。
自分自身を大切にすることの重大さに改めて気が付きました。
・まずは自分自身に自信がもてるようにしたいと思いました。自分が楽しく明るくしていることで家族も幸せに出来るのだなと感じました。
たまには美味しいランチを食べに行ってもいいですよね!!それで自分が元気になれます。
・最近思っていた事の総まとめという気がした。
自分の心の栄養を意識しないと取れない&マイナスばかりに目が行く・・・自分だけだと思っていたけど、皆そうだと知ってほっとしました。
前向きに捉えられそう。
・ありのままを認める事が大切という感覚はあったが、具体的にどうしていいかわからなかったが、今回知ることができた。
講座を聴いて、明るい気持になった。
・母の心が満たされている事が一番大事だとよく聞きますが、実際なかなか自分に心の栄養を与える事ができずにいました。
すぐにできるかわからないけど、心の片隅に置いておきたいと思います。
当たり前の事を認める事・・・今日からやってみたいと思います。
ありのままの褒め方がわからなかったけど、今日よくわかりました。
他にも沢山のステキな感想を頂きました♪
全て掲載できませんが、心から感謝申し上げます。ありがとうございました!
そしてもうひとつ、感想のなかに「全ての物事にはプラスとマイナスの両面があります。確かに人はマイナス面に目が行きやすいと思います。けれど、良く考えて見ると何がプラスで何がマイナスなのか悩む事が多いです」という素晴らしい感想(質問?)がありましたので、補足しますね☆
今回「人はマイナスの面に目が行きやすい」とお伝えしました。
私たちはふだんついつい無意識に「これはプラス。これはマイナス。」と全ての物事に対して、良い悪いのジャッジをしてしまいます。
今回お伝えした「出来て当たり前のことから、出来たところや良いところを見つける」というプラスの視点」というのは、どういうことかと言いますと・・
それはジャッジした中にある、見つけにくい小さなプラスの部分に光を当てることで、結果その物事がプラスになりますよという考え方です。
そしてご質問にある「何がプラスで何がマイナスなのかわからない」ですが・・・
これは今回はお伝えしませんでしたが実はこういうからくりがあります。
さきほど書いた私たちはふだんついつい無意識に「これはプラス。これはマイナス。」と全ての物事に対して、良い悪いのジャッジをしてしまいますというのが関係してきます。
実はこのジャッジって、自分の頭の中の勝手な自分基準のジャッジなんですよね。
つまり「私がプラスに思うこと」「私がマイナスに思うこと」なんです。
「私が思うこと」なので、それは世界共通のプラスやマイナスではないということなんですよね。
なので、どれがプラスでどれがマイナスなのかの正解を考えずに、私が「マイナス」だと感じたことに対して、私はどうしたいのかな?というふうに考えていただければと思います。
その方法の一つとして「出来て当たり前のことから、出来たところや良いところを見つける」というプラスの視点」を使ってみてくださいね(´∀`)
・・・・こんなふうに話を聴いて、自分事にして考え、疑問を持っていただく事、そして活用しようとしていただく事、講師としてこんなに嬉しい事はありません。
「話しを聴けて良かった」も「これってどうなの?なんか違和感」と思う事も、全て糧にしていただけたら嬉しく思います。
私自身、皆さまの意見を読ませていただきながら、日々勉強させていただいてます☆
子どもの森幼稚園様、そして保護者の皆さま、本当にありがとうございました!
保育のプロが伝えるイライラしない子育て術その1(柳町働く女性の家)
3月4日(火)長野市にある柳町働く女性の家にて、「保育のプロが伝えるイライラしない子育て術」というテーマで子育て講座を行いました。
参加希望は22名。
いつもよりも多い参加者だったため、託児もおおにぎわい。
隣の託児室からにぎやかな子どもの泣き声が聞こえる中でのスタートでした。
今回は「思いこみを外して笑顔のママになる」というタイトルで始まった講座。
育児相談で「いつも怒ってばかりいて自分が嫌になるんです」という相談が多かったのがヒントとなって、今回お話しさせていただきました。
この相談・・・・
「そもそも本当の問題はイライラする事なの?」
っていう疑問があるのですよ。
イライラしないことで、全ての問題は本当に解決するのかな?
それで万事うまくいくのかな?
本当の問題は何だろう?
それを解決するにはどうしたらいいんだろう?
それにしてもどうしてこんなにイライラするんだろう?
そんな問いにお答えさせていただきました。
講座中は本当に皆さん良い雰囲気で、ワーク中はあちこちから楽しそうな声が聞こえてみました☆
以下、全て紹介できませんが参加された方の感想です。
■今1歳児の母親です。
子どもは大分私の言う事が分かるようになってきましたが、まだ会話自体は出来ない状態です。
時々子どもが暴れ出す事があり、イライラというよりどうしたものかオロオロしていました・・・。
でも、それも子どもの「自分を大切にしたい」という自己表現なんだと受け止めていいんだと思えました。
■現在をすぐに解決したいと思うからイライラするという話に、はっとしました。
毎日イライラしないようにしていましたが、成長の過程だと思えれば笑って育児ができるように思えました。
■私は今7か月の子どもの子育てをしています。毎日楽しくイライラはありませんが、これから子どもが大きくなるにつれて、イライラする事もあるだろうと思って、参加しました。
動画の話がよくある話で、でも第3者としてゆっくりその場を見ることができ、すごく良かったです。最終的に仲直りの仕方にびっくり!
■親子の会話を読み合わせるワークで、子どもってこんなふうに感じたりするんだな・・・と思いました。
子どもの立場になってみるということが、たまには大事だと思いました。
■トラブルの際、その場を収束させることしか考えていなかったことに気がついた。まずは子どもの気持を受け止め、子どもを観察することを心がけたい。
イライラしなくていいんだ~と心が軽くなりました!
■親子の会話の読み合わせのワークではハッとしました。まさに自分は親の主張をしてしまうパターンの会話をしていました。
実際会話してみて、子どもの気持ちが分かり、受け止めてもらえない切なさや悲しみを感じました。
今すぐに解決しようとしないで、毎日を過ごしたいと思います。
■子どもの気持ちも、自分の気持ちも、家族や周りの方の気持も大事にしようと思った。
子どもと一緒に成長しようと思った。
参加してとてもよかった!
☆今回の一言メモ
迷うのは目の前だけを見ているから
迷わないのは輝く未来を見ているから
皆さん、本当にありがとうございました!(*´∀`*)


次回11日(火)は、できるようでなかなか難しい褒め方についてお話ししまーす☆
参加希望は22名。
いつもよりも多い参加者だったため、託児もおおにぎわい。
隣の託児室からにぎやかな子どもの泣き声が聞こえる中でのスタートでした。
今回は「思いこみを外して笑顔のママになる」というタイトルで始まった講座。
育児相談で「いつも怒ってばかりいて自分が嫌になるんです」という相談が多かったのがヒントとなって、今回お話しさせていただきました。
この相談・・・・
「そもそも本当の問題はイライラする事なの?」
っていう疑問があるのですよ。
イライラしないことで、全ての問題は本当に解決するのかな?
それで万事うまくいくのかな?
本当の問題は何だろう?
それを解決するにはどうしたらいいんだろう?
それにしてもどうしてこんなにイライラするんだろう?
そんな問いにお答えさせていただきました。
講座中は本当に皆さん良い雰囲気で、ワーク中はあちこちから楽しそうな声が聞こえてみました☆
以下、全て紹介できませんが参加された方の感想です。
■今1歳児の母親です。
子どもは大分私の言う事が分かるようになってきましたが、まだ会話自体は出来ない状態です。
時々子どもが暴れ出す事があり、イライラというよりどうしたものかオロオロしていました・・・。
でも、それも子どもの「自分を大切にしたい」という自己表現なんだと受け止めていいんだと思えました。
■現在をすぐに解決したいと思うからイライラするという話に、はっとしました。
毎日イライラしないようにしていましたが、成長の過程だと思えれば笑って育児ができるように思えました。
■私は今7か月の子どもの子育てをしています。毎日楽しくイライラはありませんが、これから子どもが大きくなるにつれて、イライラする事もあるだろうと思って、参加しました。
動画の話がよくある話で、でも第3者としてゆっくりその場を見ることができ、すごく良かったです。最終的に仲直りの仕方にびっくり!
■親子の会話を読み合わせるワークで、子どもってこんなふうに感じたりするんだな・・・と思いました。
子どもの立場になってみるということが、たまには大事だと思いました。
■トラブルの際、その場を収束させることしか考えていなかったことに気がついた。まずは子どもの気持を受け止め、子どもを観察することを心がけたい。
イライラしなくていいんだ~と心が軽くなりました!
■親子の会話の読み合わせのワークではハッとしました。まさに自分は親の主張をしてしまうパターンの会話をしていました。
実際会話してみて、子どもの気持ちが分かり、受け止めてもらえない切なさや悲しみを感じました。
今すぐに解決しようとしないで、毎日を過ごしたいと思います。
■子どもの気持ちも、自分の気持ちも、家族や周りの方の気持も大事にしようと思った。
子どもと一緒に成長しようと思った。
参加してとてもよかった!
☆今回の一言メモ
迷うのは目の前だけを見ているから
迷わないのは輝く未来を見ているから
皆さん、本当にありがとうございました!(*´∀`*)
次回11日(火)は、できるようでなかなか難しい褒め方についてお話ししまーす☆
上田いずみ幼稚園家族参観にてお話させていただきました
本日、上田市真田にある学校法人渋沢学園いずみ幼稚園にて、子育てのお話をさせていただきました。
今回は、家族参観ということでその中の時間に講演会が組み込まれておりました。
幼稚園に着いてみると、遊戯室から子どもたちの歌声や楽器を演奏する音が・・・・
かわいい・・・!(≧▽≦)
いやはや久しぶりの感覚に、うきうきしてしまいました(笑)
そして発表会後お母さんやおばあちゃんを中心に、お話させていただきました☆
皆さん真剣な表情でメモを取ったり、うんうんとうなずきながら聴いてくださったり・・・。
私も一生懸命お伝えさせていただきました。
講演会後、園長先生が挨拶で「私は普段なかなか全員の子どもたちとお話しできません。でも、この話を聴いて園の子どもたち一人一人を意識しながら声をかけようと決めました」とおっしゃってくださいました。
園長先生自ら、ご自分の行動を発表してくださったこと、本当に本当に嬉しかったです。
こんなふうに自分の出来ることを決めて、そして皆の前で宣言する・・・・本当に素晴らしいなと思いました。
そしてその後はおばあちゃんたちとの茶話会に参加させていただきました。
その中で「子育ては一人でやるものじゃなくて、みんなで一緒にやるものだよね」という話になりました。
「迷惑をかけてはいけない」「干渉されたくない」「自己責任」・・・・そんな空気がある今の社会。
そんな中で、「迷惑をかける」「誰かの手を借りる」「他人の話を素直に聴く」「自分の想いを伝える」「感謝する」・・・・そんな作業が自分を含めて難しく感じる中、おばあちゃんの言葉には本当に重みがあるなぁと思います。
ちなみにおばあちゃんとは言いづらいくらい、皆さんお若くていらっしゃいました(ノ∀`♥)
温かい雰囲気、優しさに包まれた幼稚園でお話できたこと、感謝しています♪
ありがとうございました!
長野市公立保育園20代保育士さんにお話してきました☆
寒いですね~。
昨日の夜、屋根があるだけの駅のホームで電車を待っている時、ほんの5分の待つ時間の間に、寒さで耳がちぎれるほど痛くなったのにびっくり!
もうそんな季節かぁ・・・
ここへきて、一気に冬たちがドッドッと足音を立てて攻め込んできた感じですね(笑)
さてさてそんな中、8日に私の古巣、長野市公立保育園にて20代の正規保育士さんにお話をさせていただきました。
お久しぶり♪な先生も、初めましての先生もいる中でお話させていただいた2時間。
皆さん真剣に頷きながら、メモを取りながら聴いてくださいました。
そして私はギャグを滑らせながら、充実した時間を過ごさせていただきました。
・・・・もっと笑いの鍛錬を積みたいと思います(真顔)
とまぁ、そんな反省をしつつ、20代ってどんなだったっけ?と自分の古い記憶を手繰り寄せながらお話させていただきました。
私が20代の頃どんな仕事ぶりだったか。
こんなふうに独立して先生たちに研修をするくらいなんだから、さぞかしデキる保育士・・・
・・・だったら良かったんですけどね(´∀`)
もうホント、びっくりするくらい仕事のできない人でした。
1年間の行事、月の行事すら把握しようとせず、その日暮らしで土壇場で子どもを振り回しているような先生でした(汗)
今や園長クラスの先生方、そして退職された先生方に20代の頃、散々お世話になったのですがよく匙を投げなかったものです。
そして当時の保護者の皆さんも、よくぞ大事なお子さんを預けてくださったと思います。
そうやって振り返ると、本当に皆さんの優しさと忍耐に感謝!しかないのです。
だからね
私は現在、どの方向にも足を向けて眠れません!
・・嘘です。寝てます。
足の方向にいる方ごめんなさい(ノ∀`)
そもそも、私はそんなに保育士になりたいと思って保育士にあったわけではありませんでした。
って話すと大抵の方に「え!?嘘!!てっきり小さい頃から先生になりたくてなったタイプなんだと思っていたよ!」と驚かれます。
いえいえ、保育士になりたての頃の私は、夢も希望もなく、ただただ親に言われるがままに就職し(親に感謝!)ヤル気が全くないひどい先生でした。
でもそんなマイナススタートだったおかげで、とにかく悩んでもがいたことを覚えています。
自分の駄目っぷりに、ますます自信をなくしてもおかしくない状況だったのだけど、そこを支えてくれたのは周りのサポートと、何よりも子どもたちの無償の愛情でした。
当時、それでもがむしゃらにやっていた時は、悩みつつも純粋に楽しかったように思います。
でもいつの頃からか、少しずつ楽しめなくなってきたような気がします。
何故楽しめなかったか・・・・
今だから分かるのは、「こうあるべき」というものに縛られ始めた・・・というより「こうあるべき」と自分を縛りつけた頃から「楽しい」が少なくなってきたように思います。
出来る事が増えてくると、出来なかった頃の自分の汚名を返上すべく(笑)ガッチガチに「こうあるべき保育士像」に無意識にこだわっていたんだなーって。
出来ない事は恥。
そう思っていました。
そして不思議な事に、そこにこだわると仕事のパフォーマンスも下がってきました。
人間関係にも悩むようになりました。
ほんと不思議(笑)
でも「出来ない自分は恥。こうあるべき姿にならなければ」という自分が、ぜーんぶ引き寄せていたんだなって今ならわかります。
でもいきなり「出来ない自分を許せ。こうあるべき姿にこだわるのはやめろ」と言われても、なかなかできないもの。
だから、先生方には純粋に「楽しむ」ことをしてほしいなあと思います。
楽しい事はないかな?
面白い事はないかな?
どんなサプライズをしかけようかな?
生き生きと保育の仕事をされている先生はみんな、そんなふうに純粋に楽しんでいるなぁって思います。
そんなことを重ねていくうちに、気がつくと自分のなりたかった姿になれていたりするんですよね。
今回の講演のあとの感想シートには、皆さんの想いが沢山書いてありました。
いっぱいもがいているんだなぁって思いました。
でもだからこそ先生たちの未来は笑っているはずと信じています。
貴重な機会を頂けて、本当に感謝です!
ありがとうございました!
Dance Gym I子育て講座でした☆
本日22日ストレッチ教室「Dance Gym I」にて子育て講座を行いました♪
「Dance Gym I」は、子連れOKの大人のためのストレッチ・ヨガ教室。今日は教室の生徒さんを対象にお話させていただきました。
今回お話させていただいたのは、「信頼関係」。
ざっくり言ったら良い人間関係の築き方のお話☆
もちろん子育てメインのお話ではありますが、対象が大人でも結局のところ基本は変わりません。
こういう人間関係のお話をさせていただく時、つくづく思うのは自分も含めて悩んでいる時は、間違いなく思考が自分中心になってしまっている状態。
めちゃめちゃ視野が狭くなってるんですね。
その時は認めたくないけどね!!(*T∀T*)←思い当たる節がある人
そして相手に怒りを感じていると大体こんな事考えたりしています。
「なんで分かってくれないの」
「なんでそんな言い方しかできないの」
「なんでやってくれないの」
「なんで気がついてくれないの」
自分の都合のいいタイミングで、自分の思い通りのやり方で、相手が動いてくれない怒り。
これが対子どもになると、自分の思い通りになってくれないわが子に対して怒りを過ぎた後、今度は自分を責めたくなってきちゃうんですよね。
思い通りにいかない悪い原因を自分に求めてしまう。
「私の我慢する力が足りないのかな」
「愛情が足りないのかな」
「怒ってばっかりで可愛いと思えない私は母親失格かも」
・・・・もうね!
ここに関して私は声を大にして言いたい。
十分頑張っていますから!(゚Д゚)
十分有り余る愛情を持ってますから!(゚Д゚)
・・・ナガブロさんのフォントの大きさが、これが限界なのがちと悲しい。
ただね、頑張る方向をちょっと真面目に間違えてしまってるだけ。
間違えた方向のまま頑張って頑張って疲れて、そして自分の中の愛情が見えなくなっているだけ。
結果が見えないから、私は頑張れていないんじゃない。
愛情が見えないから、私には愛情がないんじゃない。
ちゃんとある。
大丈夫。
理由だってある。
子どもの事を考えると、とてつもなく嬉しくなったり、とてつもなく悲しくなったり、とてつもなく幸せを感じたり、とてつもなく怒りを感じるのが何よりの証拠。
プラスの感情もマイナスの感情も、どちらも子どものことを大切に思わなければ沸かない感情。
大切に思うからこそこんなに感情が動く。
何とも思わなければ、こんなにも感情は動かないから。
だからこそ、その大切に思う気持ち・・・お母さんの愛情が子どもに伝わってほしいなと思うのです。
そのためには、「相手を知る」ことが凄く大事。
相手が何を考えているのか、相手には自分がどう見えているのか、相手がどんな気持ち、どんなつもりなのか・・・・
「相手を知る」作業をしないで、独りよがりな愛情を一生懸命押しつけても、残念ながら相手には届かないんですよね。
だからもうすでに持っている愛情、そして頑張りをそのままに、ちょっと視点を方向転換してほしいなと思うのです。
無理やり自分の性格を変えるとか、もっと我慢するとかそんなめんどくさいことしなくていいです。
そのまんまの自分のまま、視点の方向を変えて、ただ相手の事を気付くだけ。
というわけで、今回の講座ではその方法論の一つとして「質問を変える」ということについてお伝えしました☆
以下、参加された方の感想でーす♪
・コーチングの本を読んで、どうにか育児に取り入れたいと思いながらできていませんでした。でも今からでも遅くはないと信じて娘と信頼関係を築きたいと思います。まさか!「自分が自分の1番の味方になる」と言っていただけるとは思わず、涙が出てしまいました。
・子どもなりに思う事、考える事が出てくる時期なので、対話を大切にしていたつもりだったけど、最終的に自分の考えでまとめて放っていることが多かったかも!結論は子どもに出してもらうつもりでやれたらいいなと思いました。
他にも沢山ステキな感想をいただきました!ありがとうございます!!
Dance Gym I 主宰の轟都美先生をはじめ、みなさんとても素敵な、明るいお母様たちばかりでした☆
笑いあり、涙ありの2時間。
明日からの楽しい子育てに繋がりますように!